No.6 NIKE Air Max 1 総集編
ユニットメンバーの皆様、こんにちは。
H.C.Uのスキタロです。
新年度になり、新元号も発表になり、環境が目まぐるしく変化する中でも
私はスニーカーカスタムに没頭しております。笑
前回のAir Max90はいかがでしたしょうか???
夏に履きたくなるようなスニーカーに仕上がりました。
今回は打って変わって、秋を猛烈に先取りしてやろうと思います。
今回のテーマは、
「オータムドストライク」です。
秋ど真ん中!!!というような温かみのあるスニーカーを作っていきたいと思います。
- 1 NIKE Air Max 1
- 2 今回使用する材料・資材
- 3 アッパー部の塗装
- 4 アウトソールの塗装
- 5 オリジナルカラー!!!
- 6 ヒール部分の塗装
- 7 第一段階完成!!!
- 8 スウッシュ塗り!
- 9 縫い付け!!!
- 10 実は・・・
- 11 ロゴ入れ!!!
- 12 仕上げはおか〜あさ〜ん
- 13 フィニッシュ!!!
1 NIKE Air Max 1
エアマックス1は、ナイキから製造、販売されるランニングシューズである。 1987年3月26日発売。デザイナーはティンカー・ハットフィールド。 世界初のビジブルエア搭載のシューズである。
当時のナイキ製のエアバッグ搭載シューズには、シューズに体重がかかった際に、エアバッグの圧の逃げ場がなかったため、走破性が不安定になることが懸念されていた。 その問題を解決するに当たり、デザイナーのティンカー・ハットフィールドは試験的にミッドソールに大きな窓を開けることを考案した。 この考えは、ティンカーがパリを訪れた際、ポンピドゥーセンターを観て、「外から中の構造がみえている」という建築デザインから着想を得たものである。 これが「ビジブルエア」の誕生であり、以後、人類はエアを「履く」ばかりか「見る」こととなる。 ちなみに、1987年最初期ロットのエアマックス1のみ、ほかのエアマックス1と比較し、若干ミッドソールのウインドウが大きい。
ミッドソールに開けたウインドウから適度な圧が解放されるようになり、エアバッグにより多量のエアを充填できることとなった。 このことから、エアマックスに搭載されているエアバッグは「マキシマムエア」や「マックスエア」と呼称されることとなる。 この「AIR MAX」という製品名に関してかなり厳格であり、舗装路用ランニングシューズでビジブルエア搭載の最上位モデルにその名が冠せられることとなった。 ただしこのネーミングに関しては、当時からエア・スタブやエア180、エアクラシックBWなどの例外も存在し、エアマックスCB34やエアノモマックスなどランニングシューズ以外にも適応される事がある。
エアが「見える」という斬新性に加え、シンプルなデザインや通気性から、瞬く間に人気シューズとなり、市場にも大きな影響を与えた。 所謂「ハイテクシューズ」の象徴とも言える技術にまで進化する。 当時のナイキはバスケットボール市場で大成功を収め、一躍世界の大企業へと登壇した。ここでナイキはこの新たな技術に対し「Air Revolutions」と題した数多くのプロモーションを打ち出し、万人の運動能力向上の技術と謳った。 しかし一方で、ビジブルエアによって運動能力が向上するという科学的根拠は薄く、ナイキのプロモーションは過剰広告ではないかという懸念も生じている。 ビジブルエアが運動能力や故障防止にどれだけ寄与するかという問題は、現在でも数多くの議論・検討がなされている。
エアマックス1の登場以降、さまざまなビジブルエア搭載シューズが登場することとなった。 しかし初代のエアマックス1は、、カラーバリエーションを変え、ディテールやアッパー素材をマイナーチェンジさせながら現在に至るまでナイキのインラインモデルの主力として販売を続けている。 また世界各国のスニーカーブティックなどとのコラボレーションモデル、ハイブランドのコンセプトモデルなども数多く見受けられる。特に別注モデルともなると非常に入手困難であり、中には一足数十万円を超えるプレミアム価格がついているものも存在する。 しかし、同じモデルとはいっても、時代に合わせてマイナーチェンジさせながら販売してきた結果、少しずつ初版のエアマックス1とはディテールが異なっていった。 2016年、エアマックス1を復刻するにあたり初版のディテールに忠実に再現する動きがナイキ社内で起こり、シュータンのパーツ数やミッドソールの高さ、ヒールボックスの形状や硬さなどを初版に限りなく近い形で再現した。使用する材質に関しては、顕微鏡レベルでオリジナルを研究したほどの拘りをみせた。この製品は2017年に、オリジナルカラーであるユニバーシティレッド、ユニバーシティブルーの2色展開で復刻するに至った。*1
2 今回使用する材料・資材
今回使用するスニーカーは新品になるので、洗浄は特に行いません。
今回使用するものはこちら!!!
・Angelus Acrylic leather paint 「Dark tauqe」
「Brown」「Red」「Yellow」「Orange」「White」
・手縫い機
・革
・革紐
・シューレースストッパー
以上になります!!!
あれ?
いつもより少なくない?😭
前回ゴテゴテに手を加えまくったカスタムになったので今回は塗りを中心とした
カスタムになります。
それでも完成品はバッチリなので、ご期待ください!!!😍
3 アッパー部の塗装
早速アッパー部への塗装を始めます!!!
今回は新しいAngelusの「Dark tauqe」を使用していきます!👌🏼
Dark tauqeはこげ茶色?と言えば良いのでしょうか・・・
茶色よりも淡い色の茶色系の色になります。
砂場に近い色なのかな・・・。笑😳
アッパー部は合皮素材とメッシュで構成されています。
合皮部分に色を乗せていきます。☺️
前回同様、「Duller」を2〜3滴落として艶消し塗料にしていきます。
もう皆さんご存知だと思うので、混ぜる写真は撮っておりません!!!笑😂
混ぜたものをアッパー部へ塗装していきます。
ちょっとDuller入れすぎたかな???
3コート塗装しました。
この色はDullerは少なめで良いかもしれません。
元々艶消しっぽい色合いでした。👍🏼
ステッチ部分にも塗料を入れ込むような感じで筆でグリグリ色を入れましょうね😊
意外にこのステッチ部分に色が入り切らないと、完成した後かなり目立ちます😳
ボトムソールがガムなので、茶色系との相性はやはり抜群!!!
真っ白のスニーカーからカスタムするのではなく、成型色 に合わせたカスタムをすると
ワザとらしくない、商品に近い形でカスタムできますよ😘
私の目論み通り、温かみのある淡い色になりました。
前回はアッパー部への塗装を行いました☺️
今回は前回の続きからスタートしていきます!!!
4 アウトソールの塗装
アウトソールにはAngelusのBrownを塗っていこうと思います!!!
ボトムソールは硬い素材なので、「2 Hard」を混ぜていきます!!!
これは硬い素材にAngelusを塗る際に、混ぜるものになります。
塗料に対し、「50:50」で混ぜます!!!
あとは塗るだけ!!!
エアバッグは顔料で塗れませんので、避けて塗っていきましょう。
心配な方はエアバッグ部分にマスキング→塗布していくのが良いかもしれません😘
アッパー部分にマスキングは今回しておりません。
前々回に、「Duller」を混ぜた塗料を塗布した部分にマスキングテープを
貼ったのですが、ベリッとめくれてしまったので・・・😭
多少付いてしまっても同系色なので一度塗りなおせば綺麗に消えます☺️
こんな感じで、ミスをしても全然大丈夫です😊👌
乾けば周りと同化しますので、心配ご無用です👍🏼
はみ出してしまった部分は細筆を使って修正していきます😁
アクリル用の極細筆は必須道具の一つです!!!😘
筆は良いものでも、1000円くらいで買えますので納得のいくものを買いましょう😊
ここも塗っちゃいました😘
正面から見たときに差し色になっていて、明暗がいい感じです👍🏼
こんな感じに仕上がりました!👍🏼
商品版にありそうで無い、カラーリングですね😁
AJ3のモカのような印象がありますね😘
次は一手間かけて、オリジナルの色を作ります😏
5 オリジナルカラー!!!
ヒール部分はまだ何も手を入れておりません・・・
ヒール部分はカップが入っていたり、履き心地を良くするために
分厚く設計されています。
その為、縫製は私の力ではできかねます。。。😂
そーするとやはり塗装になるのですが、同じ色ではインパクトに欠けてしまいますし、
原色を使うのも変に目立ってしまいます・・・
色を作ろう!!!✌🏼
ということで、オリジナルカラーを作りました☺️
赤茶を作ります😎
Angelusの「Red」と「Brown」を「3:7」の比率で配合します!!!
出来た色がこちら!!!🍎
Angelusのオリジナルでもあるかもしれませんが、手持ちのものでその色を
作れるのであれば、お金も時間も節約出来ます!😍
これをヒール部分に塗り塗りしていきましょう😏
6 ヒール部分の塗装
さあ、作った塗料でヒール部分を塗っていきましょう!🎶
作った塗料にももちろん、Dullerを入れています!😘
赤強めの茶色、ちょうどいい。
1コート目
ステッチの色分けはしません。
あえてNIKEロゴは潰してしまいます。👍🏼
3色の茶色が良い具合にマッチしていますね😍
ちょっと、「木」感が出てきましたね😉
極細筆でしっかりステッチ部分に塗料も染み込ませていきます😉
3コート目
大まか塗り終わりました!!!
スウッシュ部分のステッチにもう少し塗料を染み込ませていきます👍🏼
ステッチは皮ではないのですが、特に気にしないで大丈夫です👌🏼
(私個人の意見です。)
いい感じでないでしょうか👌🏼
上から見たときの皮と皮が重なり合っている部分にもしっかり塗料を染み込ませます😏
極細筆に多めに塗料をつけて、筆から垂らすようにして色を乗せていきます👍🏼
あと、この部分も同じ色で染めました😎🍎
中心にプラパーツがあるので、それを避けながら片足2箇所の計4箇所塗りましたが、
結構しんどかったです😂笑
でも、こういうところをサボるかサボらないかは面倒くさがりの私でも丁寧に
塗りますよ😎👍🏼
7 第一段階完成!!!
ひとまず、塗装は終わりました!😂
塗る部分が思った以上に多くて時間を要してしまいましたが、納得のいく出来です😘
はみ出てしまった部分は全部終わった後にホワイトで修正します😊
とりあえず全体像が見えてきて、一安心です🎶😁
ガムソールのAM1を買って本当に正解でした😂❤️
アウトソールの塗装は顔料ではなく、染料でないとダメですもんね😭
これに関しては後々別のカスタムで扱います!😎
お楽しみに・・・😊
下地作りを終わらせた後に、新しい武器を使ってカスタムしていきます!😊
8 スウッシュ塗り!
まずはスウッシュに色を入れていきましょう👍🏼
色々迷ったのですが、今回は暖色系の「オレンジ」と「黄色」にしようと思います😏
どこかで見た配色ですが・・・😂笑
スウッシュ部分は「Duller」を混ぜずにグロッシーな仕上げを目指します😎
足の外側は黄色、内側はオレンジを塗っていきます👌🏼
黄色とオレンジはかなり発色が良いので、2コートも塗れば十分です👌🏼
写真のように出っ張っている部分への塗装はマスキング無しでもミスしにくいです!👌🏼
1コートめは平筆で表面を撫でる様に塗料を薄く乗せ、2コート目は筆でしっかり
塗料を入れ込む様なイメージで塗るとたった2コートでもバッチリ発色します😎
次は、革パーツを!!!🎶
9 縫い付け!!!
シュータン部分に革を貼り付けていきます!
革のサイズはおおよそシュータンの幅より少し大きいくらいにカットしました👌🏼
今回はシワ感のある革を使用します👍🏼
まずはシュータンにあてがってステッチをする部分を決めていきます。
写真に写っているのが新兵器の「手縫い機」です!!!
名前の通りアナログで縫い付ける事が出来るものになります!😊
・・・少々パワーが必要な機会になります。笑
しかし、とても安価で場所も取らないのでレザークラフト初心者の方や、
スニーカーカスタムを始めてみようかな?という方は買いです!!!😎😘
使い方をご説明します👍🏼
まずはキリを使用して縫い付け穴を決めます。
縫い付ける革をシュータンごとぶち抜きます。
指を誤って刺さない様に気をつけてください!😩
私はやらかしました!😊笑
見えずらいですが、穴ができました。
この穴があるか無いかで作業のしやすさが大分変わってきます!👌🏼
そうしたら手縫い機で縫っていきます。
手縫い機はあらかじめ針先に糸を通しておきます。
まず、縫い付ける革に手縫い機の針を通します。
次にシュータンに針を通します。
パワーでねじ込んでください。
針がシュータンを貫通しました。
次に、針先から出ている糸を指で抑えながら針をゆっくり引き抜きます。
そうすると糸のみが貫通している状態になります。
この状態から次の穴に縫い進めます。
隣の穴に針を通しました。
人差し指ごと貫通させない様に注意してください。(人差し指の絆創膏)
次に上の写真の様に針先から出ている糸を指で引っ張り、ある程度たわませます。
結構パワーが必要になり、指先が痛くなることもあるので指にテーピングをしてから
行う方がいいかもしれません👍🏼
このたわませた糸の頂点あたりをハサミで切ります。
そうすると・・・
この様に糸が2穴を使って貫通している状態になります。
あとはこれを固結びするだけでOKです!👌🏼🎶
これを四隅に施していきます!
一つだけでは脆いかもしれませんが、4つ縫い付けるとかなり接着力がありますよ😎
余った糸は邪魔になってしますのでハサミなどで切ってあげましょう!!!
この様な感じになりました!!!😘
大分雰囲気が変わりますね!!!❤️
シュータンに付いている、
シューレースループ(シューレースでシュータンを固定する為の部品)まで
縫い合わせない様に気をつけてくださいね!!!
これを縫ってしまうと、シューレースが本体に固定されなくなり、履いてるうちに
中で遊んでしまい、履き心地が悪くなってしまいますので要注意です😂
10 実は・・・
実は、アッパーサイドにも縫い付けを施しました!😘
オレンジ色の革を抱いた5cm×2cmくらいの大きさにカットしました!
次にゴム板と菱目打ちとトンカチを用意します👍🏼
柔らかい革であれば上記の道具は必要ありませんが、硬い革を縫い付ける際は
あれば作業がかなり楽になります!😂👍🏼
手芸品店に全部で2000円もあれば変えますので、購入しておいて損はありません😏
菱目打ちは今回4つ山のものを使用しています。
打ち込む場所を決めたらあとはトンカチでぶっ叩くだけです!💕😉
菱目打ちは先が鋭くなっていますので1回から2回ほど叩けば簡単に穴があきます👍🏼
これをあとは周囲ぐるっと穴を開けていきます!
何だかこの時点で可愛くないですか!?💕
今度はスニーカーカスタムじゃなくてレザークラフトに本気で挑戦してみようかな。笑
この位置に縫い付けます!!!
今回の様な場合だと右下の穴から縫い付けると位置がズレにくくなり、
作業しやすいですよ!😏
あとは、上で説明した通り縫い付ければ・・・・・・
こんな感じになりました!😎❤️
素朴な感じが逆にデザイン性を秘めた雰囲気になった様な気がします😍
仕上げをして完成になります!!!🍎
11 ロゴ入れ!!!
前回のエアマックス90編で、ロゴマークを入れ忘れていました・・・😂
実を言うと今回もすっかり忘れておりまして、急ですがワンポイントで入れます!😎笑
今回入れるのは、ヒールパーツの外側に筆で書いて行こうと思います!😊
用意するのは、Angelusの白と極細筆です!👌🏼
筆先にほんの少しだけ塗料をつけて、書いていきます!😊
めっちゃ緊張する・・・😳
1回目
まだまだ文字が薄いので何回か上から重ね書きしていきます!🎶
3回目
3回ほど上から重ね書きをしました!👌🏼
バッチリじゃないでしょうか?😎
始めてフリーハンドで書いたにしては上出来です!😍
またこのフリーハンドで描いた感がコンセプトの「オータムドストライク」にマッチ
していて結果的にオーライになりました😎💕
12 仕上げはおか〜あさ〜ん
ではなくて仕上げは、Angelus matte finisherです。
昔の教育テレビが懐かしいですね・・・。
これもDullerを1滴のみ混ぜて使用します!🤩
全体に満遍なく3コートほど薄く塗り重ねていきます!
仕上げは雨だす。
ではなく「AMEDAS」
やっぱりスニーカーと防水効果のシナジーはアメダスが一番な気がします!👌🏼
あと、塗料がはみ出してしまった部分についてはホワイトで修正済みです😎
極細筆はここでも役に立ちますよ!🤩
このくらいまで修正できれば大丈夫ですね😊
ちなみにAngelusのwhiteののみで、特に他のものは混ぜておりません!👍🏼
ちょい修正ならそのまま直塗りでもイケます😎👌🏼
13 フィニッシュ!!!
とうとう最後です。
最後は革紐を通し、シューレースロックで締めれば終了になります😭💕
シューレースプレートが写っていますが、今回は無しでいきます👍🏼
あまりマッチしませんでした😂笑
シューレースは今回2.0mmの革紐(キャメル)を使用しています👌🏼
通す前に一度革紐を揉んで柔らかくしておくとシューレースホールに
通しやすくなります👍🏼
シューレースロックに革紐を通す際は川の端を斜めに切っておくと、
スムーズに通すことができますよ😎🍎
実際に足をハメながらシューレースを通す様にしましょうね😘
自分の足を基準に締め具合や通すシューレースホールの数を決めていきましょう!👍🏼
最後は丸型シューレースロックでシューレースを固定すれば・・・
完成!!!!!!!!💕💕💕
季節の変わり目を感じさせる一足に仕上がりました💕
茶色ベースのアッパーに差し色のスウッシュのオレンジと黄色が可愛いアクセントに
なっていて、服との合わせやすさと存在感を兼ね備えた万能スニーカーが
完成しました😍❤️
シューレースロックは今回ゴールドカラーを使用したのですが、
茶色系のアッパーと相性抜群ですね!!!
これからの季節にピッタリなスニーカー、お出かけがとても楽しみです😝
今回のカスタムはこれにて終了になります!!!
また次回のカスタムでお会いしましょう!!!😙
Thank you.
bye.
Thank you.
H.C.U スキタロ