No.3 Air Jordan1 turquoise 総集編
ユニットメンバーの皆様こんにちは!
2019年という近未来感溢れる数字に未だ慣れていないスキタロです。
ブログ、お楽しみいただけているでしょうか。
前回はジェイソンマークを使ったスニーカー洗浄について解説致しました。
お気に入りのスニーカーを長く楽しむ為には綺麗にしてあげることも必要ですね🎶
今回は、またスニーカーカスタムを行っていきたいと思います。
今回使用するスニーカーはこちら
皆様、おなじみの「Air Jordan1」のローカットモデルになります。
Air Jordan1はNIKE製マイケルジョーダンのシグネチャーモデルになります。
つまり、ナイキとマイケルジョーダンのコラボスニーカーということになりますね。
最近ではアディダスのYeezyが話題をさらっていますが、こちらもアディダスとカニエウエストのコラボモデルになります。
サイド部に大きなスウッシュの配置、独特な少し細長いフォルム、AirJordanのウィングロゴ、どれを取っても目立ちますしどんな服装にも合わせることができるバスケットボールシューズになります。
バスケットボールシューズとはいえ現在ではファッションの一部として多くの人に知られていますね。
オリジナルモデルは革素材が主流でしたが、最近ではパテントレザー(エナメルのような革)やサテン(麻のような素材)
で構成されたモデルがガンガン発売されています。
今流に素材を変えつつもやはり一番人気はオリジナルモデル。
もう、息が長すぎます・・・。
Air Jordan1というと、ハイカットモデルが注目されがちですが実はローカットモデルも存在するんです。
しかもかっこいい。
今回はそんな、表舞台から一歩引いた彼をカスタムしていこうと思います。
使用するもの
今回使用する機材はこちら
・糸切り
・穴あけ
・革紐(太さ2.0mm)
・シューレースチップ
・シューレースプレート
・シューレースロック
・革の端切れ
・Angelus leather paint Brown
・糸
・革縫い用針
・革用接着剤
・トンカチ
・ゴム板
・革穴あけポンチ(5mm)
・スプレーガンセット
・オリジナルステンシルシール
・マスキングテープ
以上になります。
今回使用する機材はかなり多いですね・・・。
それではやっていきましょう!
洗浄
まずはシューレースを外し、汚れを落としましょう。
汚いままでは完成した後の出来栄えに深く影響してきます。
洗浄の仕方は以前の記事をご参照ください!
綺麗になった後、早速カスタム開始です。
そこ、取れるの!?
まずはナイキのスニーカーの顔と言えるスウッシュを取りましょう。
・・・え?
そこ取れるの!?
・・・はい。取れます。笑
実は多くのナイキシューズのスウッシュはステッチで縫い付けられているだけなんです!!!
なので糸切りを使えば簡単に外すことができます。
最近ではナイキの正規モデルでもスウッシュが付いていないモデルなども数多く出ていますが、自分でスウッシュを糸切りで外して少し大人っぽいナイキのスニーカーをカスタムで作り出すことが出来ちゃうんです!!!
スウッシュ取っちゃうだけカスタム、皆様もいかがでしょうか?
コツはスウッシュの周りに見えているステッチの糸を、糸切りで下から
すくい上げてあげるようなイメージです。
あとは一つ外れてしまえばプツプツと簡単に外れていきますので糸切りをゆっくり
スウッシュに沿ってなぞっていけば切れます。
はい!外れました。
スウッシュのかかと側は部品が重なり位あってしまっているので、意を決してハサミでスウッシュを切ってしまいましょう!
切るとこのように完全に外れます!
あれ、これだけでもかっこいい・・・。
スウッシュがないだけで本当に雰囲気が変わります。
今持ってるナイキのスウッシュ全部取ろうかな・・・。笑
さて今回はここまで。
次回は早速色々な部品をスニーカーに取り付けていきたいと思います!!!
前回まではAir Jordan1のローカットモデルの紹介、スウッシュの外し方に付いて解説致しました。
今回はやっとカスタムらしく様々な部品を取り付けていきたいと思います!
新しいスウッシュ
前回既製のスウッシュを取り外しました。
スウッシュのないジョーダンも新鮮味があり、とても良かったのですが今回は新たな
試みとして自作のスウッシュをアッパーサイドに取り付けたいと思います。
まずは革の端切れを用意します。
レザークラフト関係を取り揃えている手芸屋さんなどに革の端切れがたくさん入った
バリューパックみたいなものが安く売られていますが、それで十分です。
革はサイズを決めて購入すると意外に高いのでなるべく費用を抑えるために端切れを使用していきます。
硬い皮でも加工は可能ですが、初めての試みということでかなりビビっているため
今回は端切れの中でも柔らかさとシワ感のある革を使用します。
次に革の端切れの裏面に切り取ったスウッシュを鉛筆でなぞり、切り取り線を書いていきます。
裏面なので、ボールペンやマッキーなどの油性ペンでもOKです!
ハサミで線に沿って切り取ります。
まぁ上出来でしょう!
あまり細かいところに拘っていては前に進みそうにもないので、ガンガン切っていこうと思います。
スウッシュ接着
4枚分の生産が完了したら、裏面に接着剤を塗っていきます。
「ボンドGクリヤー速乾」はレザークラフトコーナーで見つけた皮革素材を貼り付けるための接着剤になります。
まず切り取ったスウッシュの裏面に接着剤を塗り、付属のヘラでよく伸ばします。
次にスニーカー側の接着したい部分にも接着剤を塗ります。
両方に接着剤を塗り終えたら、20分ほど乾燥させます。
この際の感想は自然乾燥で構いません。
接着剤特有の匂いがかなり強いため、屋外での乾燥をお勧めします。
乾燥が終われば、いざ接着です。
接着方法は簡単で、接着剤を塗った面同士を貼り付け洗濯バサミなどで挟み込んだ状態を約1日放置すれば完了します。
かなり頑丈にくっつきますのでハードな運動をしない限りは安心でしょう。
わざと元あったスウッシュのステッチラインを見せるように貼り付けました。
カスタム感が強まった印象になり、いい感じです。
アッパーパーツに革を貼り付ける
次はシューレースホールのつま先側に配置されているパーツ(つま先側から1〜3つ目までのシューレースホールを構成するパーツ)に革を貼り付けていこうと思います。
・・・すいません。なんという名前か分かりません。笑
ここのパーツです。笑
スウッシュと同様にパーツの型取りをして、革を切ります。
スウッシュと違うのは、シューレースを通す穴を開けなければいけませんね。
ここで使用するのが、ハンマーとゴム板と穴開け(ハトメ抜き15号)です。
切り取った革に穴を開けたい場所に下書きします。
下書きが終わりましたら、
穴を開けていきましょう。
ちなみに穴開けの径の大きさは目測で購入しましたが、15号でピッタリでした。
ゴム板の上で穴を開けたい箇所にハトメ抜きの先端を当てます。
目標が定まったら、ハトメ抜きをハンマーでぶっ叩きます。
柔らかい革であれば1回ぶっ叩くだけで穴が開きます。
綺麗に穴が開きました。
これを4枚全てに施し、接着剤を塗れば貼り付け準備は完了です。
スウッシュの時と同様、両面に接着剤を塗り20分ほど乾燥させたのちに圧着します。
次回のネタバレを含む写真ですが、圧着が終わりました。
かなり頑丈にくっ付いてくれました。
シューレースを通すのでそこまで頑丈にしなくても大丈夫なのですが、これなら取れてしまう心配もないでしょう。
次回は、スウッシュをさらに頑丈に貼り付ける方法を書いていこうと思います!
前回はAir Jordan1のスウッシュとシューレースホールパーツをオリジナル物に変更しました。
革を切って貼るだけの作業なのでなんら難しくありません。
接着剤の具合も悪くはなかったのですが、心配なので保険で糸でくくりつけてやろうと思います。
◯フ◯ワイト風ステッチ
革用の糸とアイスピックのような機材を使ってステッチをしていきます。
針
穴開け
針に糸を通します。
私は針に糸を通し、普通に固結びをした状態で縫いました。
テキトウにやったのですが案外これがかなりしっかり縫い付けることができたので、
もしかしたら正解かもしれません。(絶対違うけどやり方わからないなんて言えない;_;)
穴をブチ開ける
穴をブチ開けていきましょう。
糸を通したいところに鉛筆などで印をつけ、目標に向かって穴開けをぶっ刺します。
力任せに作業をする。
これは日本古来から「良いもの」とはされてきませんでした。
今ここで歴史が変わります。
力任せにぶっ刺しましょう。(怪我だけは気をつけて!!!)
ぶっ刺すと穴ができますのでそこの穴に針を通して縫っていきます。
自作のスウッシュを固定する為、3箇所ほど穴を開けていきます。
スウッシュの先端を糸でくくりつけるような感じで縫い合わせていきます。
これが、
こうなりました。
糸は茶色が良かったかな・・・。
内側はあえてスウッシュ外さずに位置ををずらして縫い付けました。
これで接着剤と縫い合わせでスウッシュは固定されました。
シューレースホール部分は縫い合わせなくてもシューレースで皮が固定されるので縫い合わせはせずにこのままの状態で進めます。
スウッシュを横着せずにステッチで固定する場合は菱目打ちなどでステッチの穴を作ってから縫い合わせます。
そのうちこちらの方法でも縫い合わせたいと思いますがかなり時間と根気が要るのでもう少し先になりそうです。
前回は革を靴に縫い合わせました。
接着剤と糸で縫い合わせたので脱落する心配はありませんね!
完成まであと少しです。
次はシュレースの交換・チャームの取り付け、ロゴマークのステンシルを施し、
完成になります。
それでは初めていきましょう。
前回は、
ここまで作成しました。
この時点で自分的にはなかなかイケてると思うのですが・・・。
シワ感?シボ感?のある変わってなんか無骨さが出て男らしく見えますよね!
早速仕上げを始めましょう!!!
シューレース
まず、革の紐を用意します。
今回は太さ3.0mm、長さ2mの紐を色違いで2本を用意しました。
シューレースとしてい使用する場合、多少柔らかさのある革紐を選びましょう。
ネットなどでも売られていますが、実際に手で触ってみて質感を確かめてから購入することをお勧めします。
私自身、ネットで買ったのですが自分が思い描いていたものと全然違っていて買い直しをしました・・・。
さらにこのシューレースにチャームと呼ばれるアクセサリーを取り付けていきます。
今回取り付けるチャームは、
アグレット
シューレースストッパー
シューレースプレート(シューレースチップ)
以上3点になります。
まず、シューレースプレートに革紐を通します。
シューレースの通し方は既成のスニーカーと同じように通していきます。
一番つま先側のクロスしていない部分にシューレースプレートを取り付けます。
このようになれば完璧ですね。
次にアグレットを取り付けていきましょう。
アグレットとは紐やコードの先端に取り付け、保護を目的とする主に金属で出来た
防護器具になります。
今回取り付けるアグレットはとても簡単に取り付けできるキットになったものを購入しました。
簡単に説明すると金属製の空洞の四角柱に紐を奥まで入れて、四角柱の横からネジで紐を固定する仕組みになっています。
最後にシューレースストッパーで紐を解けないように固定すればOKです!
左右非対称のカラーの紐を通したのですがいかがでしょうか。
個人的には右足(写真では左)のキャメルカラーがお気に入りです。
ロゴマーク塗装
最後にロゴマークを塗装していきます。
ロゴマークの塗装はNo.1 Air Forceでご紹介した通り、自作のステンシルシールを使用して塗装していきます。
使用するのは、
Angelus Leather Paint Brown
スプレーガン
スプレーガンに塗料を充填します。
Angelus Leather Paintはとても粘度のある塗料なのでスプレーガンで使用する際は
うすめ液を使用しないと塗料が上手く射出されませんが今回はあえて使用しません。
スプレーガンの使い方については、別の機会でご説明致します。
ステンシルシールを貼り付け、マスキングしたスニーカーに塗装していきます。
前回紹介したチラシマスキングで覆い、スプレーしていきます。
だいぶ出が悪いです・・・。
やはり粘度のある液体はすんなり射出できませんね。
ゆっくり時間をかけて3〜5回ほど重ね塗りをしました。
マスキングを剥がしてみましょう。
そうそう、このかすれ具合です!!!
このくらいを目指してました!!!
茶色で塗装したのですが、かなり暗い色になってしまいました。
白のAngelus Leather Paintを少し混ぜても良かったかもしれませんね。
最後に、AMEDASを振りかけて完成です!!!!!
完成品
爽やかな漢らしさを感じる一品になったのではないでしょうか。
茶色の荒々しさが残る革の質感とかすれた塗装がいい味を出しています!
これにてNo.3 Air Jordan1 turquoise 編は終了になります!!!
お読み頂き、有難う御座いました!!!
End.
H.C.U スキタロ